悩みタイトル

膝の状態で以下のお悩みがありましたら、変形性膝関節症の疑いがあります。
(症状の診断は病院で行いますので整形外科受診をお薦めしています)
 
朝起きた時に膝が固まった感じ、違和感がある。
歩き出すときに痛いような気がする、重く感じる。しばらく休むと治まる。
階段の上り下りや方向転換、正座をする際などで膝が痛い。
膝の腫れ、熱感がある。
足がまっすぐに延ばせない、外側に広がっている。

上記の症状は他の疾患の症状にも含まれているものもありますので、あくまで目安としてお考え下さい。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は、膝関節の間で緩衝材となる軟骨が年齢とともにすり減っていき痛みや違和感が出てくる症状です。この症状の原因は加齢だけでなく、筋肉量の低下や肥満、膝関節内の半月板などの損傷にも起因することがあります。

性差の観点から見ると、統計によれば女性の方が男性よりも多く症状が表れることがあり、これは男性ホルモンである「テストステロン」の濃度が関係している可能性が考えられます。閉経後の女性は軟骨形成に必要な「エストロゲン」のホルモンが減少するため、女性においてこの症状がより多く見られると考えられています。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症の症状が進行すると痛みやこわばりが強まり、歩行が困難になる可能性があります。膝を曲げることができないため正座やしゃがむことが難しくなり、日常生活が制約されてきます。

生活が困難になると、痛みによって動くことが制限され、それが筋力の低下を招きます。動かないことによりカロリー消費が減少し、体重が増加する可能性があります。これが変形性膝関節症の悪化と悪循環を引き起こすことがあります。

ここまで進行すると徒手施術だけでは痛みの軽減が難しくなります。しかし、適切な施術を受けることで症状の軽減が期待できます。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の痛みを軽減するためには、日常生活での膝への負担を軽減し、筋肉トレーニングを行うことが重要です。また、体重管理も大切であり、太っている場合はダイエットが必要です。床での生活や座卓での座り方、寝具の選び方など、低い位置からの立ち上がりが多い場合は椅子を利用するなど、日常生活においても注意が必要です。

ただし、自分でのセルフケアのみでの軽減は難しい部分が多いので、しっかり施術を行い軽減できるようにしていくことが望ましいとされています。

当院では変形性膝関節症に対する専門的な知識や技術によって、多くの患者様に効果を実感していただいております。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症に対する当院の施術メニューは以下をおすすめしております。

① 全身骨格矯正
変形性膝関節症は全身の身体のバランスが悪化することが多いため、膝だけでなく股関節や骨盤、背骨などの歪みを整え、痛みを軽減していきます。

② EMS電気療法
痛みや炎症が強い場合に行い、炎症の抑制や痛みの緩和を促進します。同時に筋力の低下に対処して筋力強化も行います。

③ 鍼施術
筋肉やツボに鍼を用い、血流の改善や炎症の抑制を促します。

その施術を受けるとどう楽になるのか

① 全身骨格矯正を受けることにより骨盤や背骨などの身体の軸となる部分の歪みを軽減できます。膝関節や股関節、足関節を整えることで軸を支える関節の歪みを取り、より崩れにくい身体を作ることができます。

② EMS電気療法では、筋肉に刺激を入れることで炎症を抑え、痛みを軽減することができます。また、最大の効果として筋力アップをすることができます。

③ 鍼施術ではツボにアプローチしていくことで歩行時の痛みが軽減され、歩行がスムーズにできるようになります。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

変形性膝関節症を軽減するための施術頻度は症状の程度によって異なります。

強い炎症や激しい痛みがある場合や歩行が困難な場合は週4~5回ほどの来院をおすすめしていて、まずは炎症を抑える施術を行います。
痛みが軽減されたら筋力トレーニングを組み合わせつつ週2~3回に頻度を減らし、軽減が進むにつれて週1回まで頻度を減らしていく方針です。