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こんなお悩みはありませんか?

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肩が丸くなる、「巻き肩」により
慢性的な肩こりや頭痛
肩関節可動域制限、四十肩
手先などの末端冷え性
冷えや疲労の蓄積で睡眠障害
丸まった身体が胸を圧迫するため息苦しい、すぐに疲れる

などなど多くの問題の核となる恐れがあります。 皆さんとその周りの方々で、お悩みではないでしょうか?

巻き肩について知っておくべきこと

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巻き肩は年齢に関係なく、さまざまな年代で見られます。現代のIT社会やスマートフォンの普及、そして生活様式の西洋化などが影響している可能性があります。手元で全てが完結するような時代となり、無意識のうちに手元をのぞき込むような姿勢が続くことが多くなりました。その結果、頭部や肩、手首が顔に近づき、背骨と肩甲骨の距離が離れ、背中の胸椎と首の頸椎が伸びきってしまいます。その状態では肩関節が肩甲骨から抜けたような不安定な体勢となり、上述のような症状が起こりやすくなってしまいます。 怪我をしたわけではないのに、怪我をしたような状態に繰り返しなりやすく、疲労も蓄積されやすいため、身体を動かすことが億劫になってしまいます。休息時を除いては、身体に良いことはほとんどないため、何か動作を行う際は避けたい状態と言えます。

症状の現れ方は?

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巻き肩の方は、仰向けで寝ることや上向きで寝ることを避ける傾向があるようです。横向きやうつ伏せでないと落ち着かない場合は、巻き肩が始まっていると考えてよいでしょう。前にせり出した肩が首の動きを妨げるため、振り向いたり上を向いたりする動作が苦しく感じるのも注意すべきサインです。 また、肩関節の動きが悪くなるのも特徴です。腕を真っすぐ上に挙げたつもりでも斜め前に挙げてしまったり、後ろに手が回せなかったりすることがあります。女性の場合はブラジャーのホックを止める動作が痛んだり、やりにくいと感じることもあります。 病院に行くほどではない日常の悩みから始まり、いつの間にか動きが非常に窮屈になってしまうことがあるため注意が必要です。

その他の原因は?

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便利になった生活様式の変化が姿勢の変化を引き起こすケースが多いと考えられます。そのほかに、先天的な胸郭や脊柱の走行の変形、例えば重度の漏斗胸や側弯症で正常な骨格の並びが構成できないものや、交通事故などで胸郭を構成する肋骨や鎖骨が損傷し変形してしまったものなど、例外はいくつか挙げられるかもしれません。 また、内臓の不調が先にあり、身体を丸める姿勢が楽なために猫背や巻き肩になってしまったケースも考えられます。 しかし、それ以外の健常な身体の方が丸まってしまう場合は、身体の筋力の前後バランスの崩れや過度な酷使が原因で定着してしまうのが自然な流れではないでしょうか。

巻き肩を放置するとどうなる?

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代表的な症状は①に列挙した通りですが、この巻き肩はさまざまな辛さやお悩み、症状の原因となり得ます。 四十肩や五十肩といった肩関節の可動域制限、慢性的な肩こりや頭痛、背部痛や腰痛、骨盤の歪みが関連する坐骨神経痛、内臓の圧迫による胃腸の働きの制限や便秘、女性の場合は重い生理痛、手先のしびれや冷え、姿勢全体の悪化による足元の冷え、肩から先が捻じれることで生じる腱鞘炎や手首の痛みなどがあります。 肩関節単独の問題ではなく、巻き肩に引き込まれるように身体全体が前のめりになるのが進行し重度化した巻き肩の特徴です。そのため、結果的に全身の問題となります。 身体が動かしにくい、痛みがあるだけでなく、歪みや捻じれが体内の容積にも影響を及ぼすため、軽視できません。

当院の施術方法について

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年代に関係なく、頭や肩、身体全体が前に出ている方を多く診察いたします。 そのため、急性期や炎症を伴う外傷でない限り、ほぼ全ての方に対して身体の傾きや捻じれ、首・肩・腰の関節可動域の確認を行い、状態のビフォーをチェックいたします。 そのうえで骨格のアライメントの変化が必要な場合は、「矯正施術」や「筋膜ストレッチ」など、直接関節を操作して動かしていく施術を行います。 また、肩関節を包んでいる筋肉や筋膜などの組織が強く厚く固まっている場合は、操作によって強い痛みを伴い、緊張が強まって逆効果になることもあります。 そのような場合には、「鍼施術」を用いて関節の深部にアプローチを行い、冷え固まった組織の血流を促進し潤いを取り戻す施術を行うこともございます。

軽減していく上でのポイント

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巻き肩で整骨院に来院される方は、見た目の悪さを気にして軽減を望まれる方と、仕事や寝起きなどの日常生活に影響が出てきて我慢できなくなった方の大きく二つのパターンに分かれます。 見た目を気にされる方は比較的若い方が多く、姿勢を整える施術を行うほか、ご自身で筋力トレーニングを継続していただき、自力で維持できるようにしていく必要があります。 日常生活に支障がある方は痛みを伴うことが多く、普段からの持続的な関節への負荷や時間をかけて姿勢が悪化している場合が多いです。 そのため、関節のアライメントを時間をかけて整えるほか、全身に繋がる筋肉や関節を緩めて伸ばすように変えていく必要があります。 短時間でこれまでの負担や変形の蓄積を変えることは難しいため、ご自身でも生活習慣の改善を図って実践していただくことが必須となり、その分より長い時間がかかります。 人によっては半年から1年以上かけて調整が必要な場合もあり、痛みがある間は週に2回以上の通院をお願いし、二人三脚で取り組んでいく形になります。